9月1日、東京交通会館にて『郷酒フェスタfor WOMEN 2018』が開催されました。女性のための全国の郷酒と酒肴の祭典と銘打たれたこちらのイベントでは、地元の米、水、造り手が醸した郷の顔が見える酒「郷酒(さとざけ)」をテーマに酒蔵様や多くのお客様がその土地の美酒美食を楽しんでいるようでした。
今回は女性が主要ターゲットだったこともあり、スペシャルゲストの方々も華やかな衣装を纏い、トークや写真撮影などイベントを盛り上げてくださっていました。
さて高柳は何をしていたかと言いますと、会場に同時出店しておりましたプレミアム郷酒BAR「SAKEKOTOBAR」にて番頭をしておりました。女将である大濱彩花氏の提案する酒米を使ったフォトジェニックな酒肴や古事記・百人一首を題材とした「郷酒カクテル」を楽しんでいただけるブースを構えて来場者の方々に振る舞っていた次第です。
酒肴の中には酒米「しずく媛」を使用したおにぎりも。通常そのまま食べることには向かないと言われることの多い酒造好適米たちですが、このしずく媛は柔らかい甘みとモチっとした歯ごたえがあり塩おにぎりにしても、味噌をつけても美味しく食べていただけた様子です。
そして今回、郷酒カクテルは4種類、それぞれに込められた酒言葉をこの場を借りてご紹介。
- 秋の和歌 菅原道真
このたびは 幣も取りあえず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに
酒言葉:無事を祈る、忠誠
- 秋の和歌 紫式部
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな
酒言葉:変わらない想い
- ヤマタノオロチ「八塩折酒」古事記
酒言葉:勝利
- コノハナサクヤヒメ「天甜酒」日本書紀
酒言葉:繁栄、恋愛成就
日本の文化や古典と合わさる温故知新的な楽しみ方も面白いものですね。
さて、BARは勿論ですが、酒蔵様からお酒を注いでもらって好きなだけ楽しめる郷酒ゾーンも盛大に盛り上がっておりました!ちなみに郷酒の定義ですが、
- 生産者の顔が見える
- 地域の顔が見える
- 作り手の顔が見える
となっており、酒蔵がある都道府県内および半径100km圏内で生産された米(契約栽培 or 自社栽培田)を使い、明確な地元の水源を使い、自社製造・自社醸造であることが条件となっています。こうしたつくられた土地の歴史、風土、気候に思いを馳せながら味わうことができるものが郷酒なのです。
今回はその趣向に共鳴する合計35蔵の酒蔵様がお越しになっていました。そしてその郷酒を楽しもうと多くの方が来場されており、会場を見渡すと人人人、日本酒を愛する人たちで溢れている!
何よりイベントのテーマにもあった通り、女性の比率が非常に多い様子でした。ご用意頂いているお酒も、王道の日本酒は勿論のこと、泡酒や低アルコールタイプの日本酒、リキュールなど優しく飲めるようなお酒も数多く用意されていた印象です。
写真の通り、各酒蔵様のブースはどこも大盛り上がりの様子でした!
以前伺ったこともある場所だったためついつい仕事の合間に飲みに行ってしまいました(笑)
イベントに行くとつい自分の馴染みのところや知っている酒蔵様に行きがちになりますが、こういう時こそまだ知らない酒蔵様のお酒を飲んで見識を広めなくては!と思います。
酒蔵で作られるリキュール、実は侮れません。ものすごく美味しいものがたくさんあります。
みなさんとっても良い笑顔で郷酒を楽しんでいらっしゃいました。
真剣な眼差しと表情でお話しされる時もあれば、笑顔で冗談を交わすシーンもあり、ワイワイガヤガヤと活気がすごいです。この日本酒の輪が、もっともっと広がっていってくれたら嬉しいなあと思います。
今度は高柳も和服でイベントに参加したいです。どなたか着付けしてくれる方いないでしょうか。久しぶりに和の装いで動きたいなあ。どなたか高柳に和服を着せてください。
ちょっと話が逸れてしまいましたが、、このお二方の華やかなお姿をもってこちらの記事を締めくくろうと思います。遠方よりお越しくださった酒蔵様、ご来場くださった皆様、実行委員の方々、郷酒バーの運営を手伝ったメンバーの皆様、ありがとうございました!
〜日本酒に愛を、酒飲みに幸せを〜