お酒の知識

SAKE DIPLOMAへの道~第2章~果物の香りをみる

こんにちは!Kaoriです

DIPLOMA2次試験の受験票が届きましたね!ついにあと20日を切ってしまいました・・・!

皆様勉強は順調ですか?昨年の私は一次試験までがっつり試験勉強だったので、
二次試験対策は飲みながら楽しくやろう♪
と思っていたらあっけなく、不合格でした。笑

 

あれから1年。去年よりはいろいろ日本酒飲んで勉強してきたつもりですが、まだまだ不安いっぱいです。

そういった訳で今回は2次試験対策についての分析を始めに書こうかと思ったのですが、
この方がとっても分かりやすくまとめてくださっているので、引用させていただきます!
http://kiotoparis.hatenablog.com/entry/2018/07/22/065941

「3.テイスティングの点数配分」に書かれていますが、
JSAソムリエ試験の点数配分は
「外観20%、香り28%、味わい20%、その他の項目10%、収穫年3%、生産地6%、主なブドウ品種9%、飲料の銘柄各2%。」です。

SAKE DIPLOMAの点数配分は公開されていませんが、これに近いものと考えられます。
外観、香り、味わいの評価の合計で68%です。かなり大きいですよね。

 

そして個人的には、「このお酒の特定名称は?」は普段からかなり意識していますが、
これらの評価に関しては、”答え合わせ”ができていません。独学のつらいところ…。

という訳で、3つの中で私が1番難しいと思った「香り」の評価について特に集中して対策いていこうと思います!

 

教本、そして過去問では?

Diploma教本の香りのページを見てみると。

黄色いリンゴ・バナナなどの果実系、ライラック・アカシアなどの花系を始め、木系、スパイス系、ナッツ系、米系、、、
乳製品系などなど非常に様々です。

そして、昨年の二次試験テイスティングの模範解答はというと、

J.S.AのHP内にあります。
https://www.sommelier.jp/jg1SD7gbalf2/2017te_sa.pdf

 

模範解答で選ばれている香りの要素も実に様々!!
満遍なく選択できる必要がありそうですね。

今回はその中でも、1番分かりやすいのでは?と思う果物系の香りに特化して勉強してきました!

 

どうやって”答え合わせ”をしようか?

独学だと、そこが1番悩みどころなのです。受かった方や、日本酒詳しい方にも聞いていますが、一人で勉強するときには…。

そして、今回参考にした本がこちら。

ソムリエ協会会長田崎真也さんの『新しい日本酒の味わい方』

ソムリエ協会会長の本なら間違いないでしょう!

この本に載っている日本酒を実際に飲みつつ、コメントの勉強しようっていう目論見です!!

 

そして、飲み比べしたお酒はこちら。

 

・『末廣 純米吟醸』

・『八海山 純米吟醸』

・『出羽桜 桜花吟醸酒』

 

どれもよく見かけるお酒ですが、これらを田崎さんの本読みながらじっくり味わってきました!

 

末廣 純米吟醸

精米歩合58%。

私が感じた香りの印象は、少し酸味のある軽めで明るく、ジューシーな印象。果物なら、黄色いリンゴや、オレンジのような印象かな?

香りだけだと、果物はもちろんですが花のような印象も強かったです。

 

ちなみに本で果物部分だけピックアップすると、

華やかで上品な印象、黄色いリンゴやカリン、洋なしなどのコンポートのような果実香

だそうです。ふむふむ。

 

八海山 純米吟醸

精米歩合50%。

私の印象は、全体的に穏やかな香り。甘くてまろやかで白っぽい果実、バナナのような印象。

本だと、

華やかでバナナミルクのような香りに、カリンや黄色いリンゴ、熟したウメのコンポートのような果実香

だそうです。

 

出羽桜 桜花吟醸酒

精米歩合50%。

こちらは、3つの中で明らかに1番華やかな印象でした。アル添だからでしょうか。上品な白い果実のような印象で、洋なしなどをイメージ。爽やかで黄色いリンゴのような印象もありました。

本だと、

協会10号らしく華やかで、黄色いリンゴやカリン、洋なしなどのキャンディ香や、桜桃やアンズ、バナナのコンポートの香り

なるほど。これはけっこう分かるかも!

 

まとめると

実際、本を見ながら飲んでみて。この果物はきっとこんなときに使うんだろうなぁ、というのをまとめてみました。

・洋なし…白い印象。上品さのある華やかで甘い香り。

・バナナ、メロン…まろやかでとろみのある甘い香り。もったりした感じ。

・黄色いリンゴ…甘酸っぱい、酸味、ジューシーな印象。

・グレープフルーツ…瑞々しい、爽やか、フレッシュ。酸を感じる。

・白桃(≒ライチ)…白い果実の印象、優しく瑞々しいながら甘さを感じる。生酒。

 

こんな感じです!あくまでも私がどう感じるか、ですが。

やってみて思ったことは、「自分がこう感じる」という要素を、皆さんは(テキストでは)どう表現しているのか、というのをわかることが大事だぁということ。私の場合、「白くて上品だな!」と思ったら「洋なし」を選ぶ、みたいに。必ずしも、日本酒から私が思う洋なしの香りがするわけではないようなので…笑

これは、やっぱりいろいろ飲んでみて、そして”答え合わせ”をした経験を積むしかないですか、ね。。

あとは、田崎さんは「黄色いリンゴやカリン」が好きみたい、ということが分かりました。笑

 

また次回も、”答え合わせ”しながら飲み比べしたいと思います!

 

今回のお店

今回飲み比べで利用させていただいたお店はこちらです。

名酒センター 御茶ノ水店

https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13211642/

住所:東京都文京区湯島1-2-12 ライオンズプラザお茶の水 1F

営業時間:[火~金] 14:00~22:00(肴L.O.21:00、酒L.O.21:45)
[土] 12:00~22:00(肴L.O.21:00、酒L.O.21:45)
[日] 12:00~19:00(肴L.O.18:00、酒L.O.18:45

こんな感じに日本酒がたくさん並んだ冷蔵棚。こちらから、飲みたいものをピックアップすると店員さんが注いでくれる、というシステムです。

嬉しいことに3種類飲み比べセットにすると、ちょっと割引になります♪

日本酒バー兼販売店で、気に入ったお酒は買って帰ることもできます!!

いっぱいあって、どれ飲むか選ぶのもとても楽しいですよ。

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